【守口】「虐待する大人を助けたい」‼ 平成26年度 人権研修 島田妙子さん幸縁(講演)会『被虐待の淵を生き抜いて』に参加させて頂いた☆
守口市社会福祉協議会・守口市民生委員児童委員協議会主催の人権研修に参加させて頂いた。
講師は、島田妙子さんである。
ここで、島田妙子さんのことを少しご紹介させて頂く。
1972年 神戸市に生まれる。 4歳の頃、両親の離婚により、二人の兄と共に児童養護施設に入所。
7歳の時、父の再婚で家庭に復帰をするも、継母と実父による壮絶な虐待が始まり、何度も命を落としかけた。
虐待は約6年間に及んだが、中学2年のとき、担任であった女性教師との出会いにより、長い虐待生活に終止符が打たれる。
現在は、幼稚園・保育園の『想い出のアルバム』DVDを制作する会社を経営。 一方、アスペルガー症候群の長男を含む、3人の子の育児をこなしている。
平成22年、心の支えであった次兄が白血病で他界。 これを転機に、「人の役に立ちたい」と願いながら逝った兄の心を引継ぎ、児童虐待の予防にむけての自叙伝を執筆するとともに、幸縁(講演)活動をスタートさせる。
幸縁対象も、中学生から大学生、保護者、行政職員、教職員と幅広く、その活動はメディアにも大きく取り上げられている。
会場である守口市市民保健センターは超満員!!! 涙あり笑いありと、心地良い熱気に包まれた。
途中、音響トラブルがあったのだが、妙子さんは動じることなく、何と!会場のど真ん中へと歩を進め、ノーマイクで話を続けたのだ。
これにより、場内は益々ヒートアップ‼ 来場者は皆、妙子節に、魂をバチコーーーンと揺さぶられたようであった。
妙子さんの幸縁の特徴は、虐待されている子供は勿論なのだが、「虐待する大人の心を助けたい」との思いに溢れている。
そして!何があっても子供を信じ抜く、母としての強い信念!
「わたしは、あんたのことを愛してる!死んでも愛してるからな!そして、何があっても守ったるからな!」
妙子さんは言う。「学校の先生も、子供たちにこのように話してあげて欲しい。何でも話せる場を、何かあっても帰れる場所を作ってあげて欲しい」と。
今後、守口市内の教職員を対象にした幸縁会も開かれるかもしれない。
早くも、実現を望む声が高まっているとのことだ。
私も、守口市の先生方と触れ合ったことがあるが、生徒さんと真剣に向き合っておられる、素晴らしい教育者であると実感した。
妙子さんとの出会いで、教育の現場に更なる熱意が吹き込まれると思うと、今からワクワクしてならない。
私事ではあるが、私は実の両親を知らず、幼い頃は色んな所へ預けられた。 行く先々で激しい虐待を受け、命を落としかけたことも屡々…
そんな私を引き取ってくれ、苦労しながら大きくしてくれた育ての母…
妙子さんの幸縁を聴かせて頂く度に、その母を思い出し、また、会ったことのない実の母親に思いを馳せながら、何とも言えぬあたたかい気持ちになるのだ♡
妙子さんの幸縁は、壮絶な体験を語っているのにもかかわらず、皆が笑顔で、心に希望を抱いて会場をあとにする。
この日も同じくであった。
表に出ると、守口の大空に春光が眩しく煌めき、心地良い微風が頬をなでてゆく。
「よっしゃあーーー!俺かて、1人でも多くの人を笑顔にすんでぇ〜」‼ そう決意をし、帰宅の人波に身を任せたのであった。
最後に、今回の幸縁会実現に向けて奔走して下さいました、テルプラザ専門店会副会長であられます小林仁美さんに、改めてお礼を申し上げたい。
明るく楽しい司会で、幸縁会場を和ませてもくれました♪
守口市の未来を見つめつつ、和歌を一首詠ませて頂いた。
『 魂を 突き動かさむ 幸縁会 守口宿は 笑顔満開 』
では また(^O^)/