【守口市】「大枝公園で多数の負傷者が発生!」という緊迫した訓練現場に参加しました!ドクターヘリも緊急出動!
先日、下記記事に掲載していた大枝公園での災害対応訓練に参加してきました。
3/21の朝、小雨から曇り空へと変わり大枝公園のテニスコート内で訓練の開式が行われました。
守口市の中村副市長の挨拶から始まり、守口市門真市消防組合・関西医科大学総合医療センター救命センター・大阪DMAT(災害派遣医療チーム)・大阪府健康医療部・市議会議員の方々が参加し、挨拶をされました。
このように、市と消防と医療機関と連携するのは、大阪府下でも数少ないことのようです。
救急車や消防車が複数台スタンバイされていました。
中村副市長は、「大枝公園は普段は憩いの場として利用していただき、災害時には避難所となります。万が一の時の為に、実際に傷病者の搬送訓練をする貴重な機会です。」と話されていました。
訓練の内容は、「大阪府下に大規模地震が発生、車が急ハンドルで大枝公園内に侵入し複数名の死傷者が出た」という設定のもと、訓練が開始されました。
多数の死傷者が出て、大枝公園指定管理者が緊急要請をします。
大きなサイレンを鳴らして消防車が到着。訓練と忘れるほど緊迫する物々しい雰囲気になってきました。
速やかに現場指揮本部を設置し、軽傷者や重傷者により優先度や搬送先の確認をします。
救急車の音も鳴り響き、本番さながらの現場状況です。
複数の傷病者がいる場合、重症度を確認し、重症の方から搬送します。
救急隊の方が到着し、赤・黄・緑のシートを並べます。
重症度に合わせてシートに運び、赤色には重症の方が運ばれます。
各機関の担当者は、迅速な対応で他の機関と連携し、一人の命を最優先にされていました。
多くの見学者が一目見ようと待ちに待ったドクターヘリで負傷者の搬送訓練の離着陸!
砂埃の飛散防止のため、消防車両が事前散水してドクターヘリを待ちます。
まだかまだかと空を見上げた所へ、ヘリコプターの音が!
しかし、近くを通り、南の方へ飛んで行ってしまいました!
「えっ?!着陸は??」
なんと、実際に和歌山県からの緊急出動要請があったらしく、ドクターヘリがそちらへ向かわれました。府県を超えた連携ですね!
(※イメージ画像)
「ドクターヘリ中止です!」というアナウンスがあり、始めは残念がる方もいましたが、緊急要請という内容を聞き、実際に大変なところへ行かれて一人でも命が助かるので良かった、という表情でした。
小さなお子様もたくさん見学に来られていて、消防団員さんや救急隊員の方の活動を実際に見て、いい体験をされたようです。
これから災害が起こった時、避難誘導、情報伝達なども含め、システムが出来ていても実際に様々なネットワークで各関係機関が連携して確認し、マニュアルにもできる良い機会だったようです。
今回守口市は、1人でも多くの命を救うため、この様な訓練を実施してくださいました。
私たちは、自分の身は自分自身で守りながら、地域の方と助け合い、いざという時にどこにどのように要請していくか、日頃から考えていく良い機会になり、地元の大枝公園がヘリポートにもなる場所ということも確認できました。
大枝公園の防災機能について詳しくはこちら
(イリオモテヤマネコ)