【守口市】『守口市役所は費用をかけて、なぜ新庁舎にしたのか?』をまとめてみた!(思い出の旧庁舎写真多数あり)
守口市役所の本館は昭和26年に建設されました。
旧庁舎は本館・1号別館・2号別館・3号別館・4号別館と5つに分かれています。
・その① 耐震性の問題
本館は昭和26年に建設され築65年、1号・2号・4号別館も築40年以上経過。
耐震診断を行なった結果、震度6強以上の地震に対して、倒壊し、又は崩壊する危険性が高いことから、人命の安全も確保できない恐れがあることが判明。
・その② 庁舎の老朽化
築40年~60年経過していますので、老朽化による外壁等のひび割れや、
給排水設備や空調設備などの機能が低下し、雨漏りも発生。
特に、空調機の故障が頻繁に発生しており、来庁者に不快な思いをさせる恐れがあったようで夏期には、来庁者からも「もっと室温が下がらないのか」との意見がありました。冷暖房設備は40年以上前に製造されたもので、メーカーにも部品がなく改修が困難だったようです。
・その③ 庁舎が狭く、スペースの不足
待合室や執務スペース、相談室などの確保が困難で、窓口対応等で来庁者のプライバシーが十分保護できない状況となっていました。
また、書庫・倉庫等の収納スペース不足により効率的な業務遂行に支障をきたしていました。
・その④ 庁舎が5つに分かれて分散化
本館・1号・2号・3号・4号別館と複数棟に分かれていたため、市民にとって分かりづらく、スムーズに移動できない状況。
また、維持管理経費の面においても非効率な状況となっていました。
※内容は守口市役所ホームページ 守口市庁舎整備基本方針より抜粋
という4つの理由から新庁舎へとの話が決まりました!(※市役所の方に撮影許可済み)
みなさんも訪れたことのある守口市役所旧庁舎、ほんとに大阪でも関西でもあれだけ古い建物はないのでは?と思うほどでしたよね(^^;
耐震の問題なら、一刻も早く新庁舎へとの話になるのは当然ですね!
でも、歴史好き、アンティーク好きには、あの昭和感漂う古さがたまらなく良いそうですね☆
旧庁舎で、方向音痴の私は、行くたびに迷い、別館にいたはずなのに帰りは本館へ着いたり、、、とよく迷っておりました(;_:)全ていい思い出です♪
写真は昭和27年当時の市役所から撮影されたものです。(※写真は守口市役所提供)
市役所より高い建物もあまりなく、遠くの道まで見えて、関目くらいまで見えそうですね!
平成28年の旧庁舎より撮影されたものです。(※下記4枚の写真は守口市役所提供)
多くのマンションや企業が建ち並んでいる現在。
先日までの旧庁舎の受付(28年)
新庁舎の受付!洗練された大企業の受付と同じ感じ!
そして、
【三洋電機本社が新庁舎に選ばれた理由】
2年前に上記の内容で新庁舎が必要となった時に
①旧庁舎での建替え、
②市民会館跡地での建替え、
③三洋電機本社ビルの活用
の3つの案が出ました。
建設事業費、解体工事費、土地・建物購入費など算出され地方債発行や庁舎建設資金積立基金など充当して、最も費用が安く、移転が2年という短期間でできる
三洋電機本社が選ばれました。
旧庁舎での建替えや市民会館跡地での建替えは、移転まで6~7年かかり、費用も三洋電機本社ビル活用より倍近くかかるとのことでした。
安くて早い!しかも、耐震基準で設計されているので当分、安心ですね☆
この旧庁舎も味わいがあっていいですが、地震が多いので仕方ないですね。
結婚、出生、引っ越し、、、などなど、この守口市役所に様々な思いで来られ、
人生の転換期に訪れた方もいるでしょうね。
思い出の場所を惜しみつつ、新たな出発をする守口市役所へ訪れましょう!
一つ気になるのがこの標識です。
『守口市役所前』とう標識は、移動するのでしょうかね~。
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(イリオモテヤマネコ)